新卒1年目の海外採用奮闘記 @インド西部

【新卒1年目の海外採用奮闘記 @インド西部】

 

12月3日の誕生日をインドの奥地にあるKharagpurいう田舎街で迎えました。
ひとり旅でしょうか?いえ、仕事です。

 

入社以来6回目にして今回は最も過酷な渡航になりました。タイで乗り継ぎ、インド東部のコルカタへ。そこから車で悪路5時間。カラグプールのアクセスはかなり悪く、朝8時出発で面接をこなして、午前1時半ホテル到着というスケジュール。

 

誕生日の瞬間の深夜0時。Kolaghatという田舎街にいました。

1年前の誕生日にこんな状況を想像できたでしょうか?未来が想像できないくらいのカオスが私にとって丁度良いかもしれません。

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1. 「研究の世界」に別れを告げて

 

進路に関して。

「あれ、研究じゃないの?」とよく言われます。

 

研究は好きだった。幼い頃から研究者になるのが夢で、大好きな亡き父とも「堅い約束」をした。夢を叶えるために日本を飛び出し単身異国の地で必至に研究に取り組んだ。ときは遡り、幼いころ…父と約束した「立派な研究者」になるため。その想いを胸に、ずっとずっと研究に没頭していたかった。

 

ただ、"有限の生" の中でどれだけ世の中に価値を提供できるか?とある出来事をキッカケに真剣に考えるようになりました。そう考えたとき基礎研究の領域よりもしかしたら違う世界の方が良いのではないか?と思うようになりました。

 

と同時に、「人生は振れ幅の大きさがその人の視野を広くする」という価値観が私の決断を後押ししました。研究の世界だけでなく、対極にある世界を経験することで、自分自身の価値観が広がり、どんなバックグラウンドを持つ人も尊重し、協働することができるだろう。人生の振れ幅が柔軟性を生み、柔軟性が協働、そして協働がシナジーを生むと考えています。それは人生においても、組織においても同じではないでしょうか。

 

物語の位置づけ的には「第2章」。

 

4月よりビジネスの世界へ。
全く領域違いで大きな挑戦ではあるけれども、
この大胆な決断を「良かった」といえるか否かはある意味その後の私の行いに依拠するものだと思っています。

 

あのときの決断は、未来の自分への
「プレッシャーの先送り」でした。

 

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2. 今いる会社

そうやって大きな決断をしました。
 今急成長中のIT企業に新卒で入社しました。

 

私自身は、「人事部 新卒採用担当」です。
国内のエンジニア/デザイナーの自社採用、そして海外のエンジニアの自社採用を担当しています。3つの領域とも専任は私1人だけ。

 

この会社は、"自社の"採用を非常に重視しています。また海外エンジニア採用も今年から本格始動しました。そんな重点領域を1年目に任せました。最初は戸惑いましたがやるしかない。配属初日の8月1日。ふと気づきました。

 

「紛れもなくこれは大きな "チャンス" だ」

 

そう、チャンスでした。
会社の方針、前任の異動、新卒の配属時期、全てが運良く絡み合い創出されたチャンスでした。偶然が偶然を生んだ配属でした。

 

ただ一方で、力不足感は否めませんでした。研究にてある程度の開発経験はあったもののweb開発に関してはほとんどなく。海外出張で求められる英語に関しても、これまで研究の範疇を脱したことなく、不足しているビジネス英語を勉強し続けています。業務後や出張帰りの疲れた身体に鞭を打ち、勉強し続けるしかありません。ひたすら勉強し土台を作り、日々の業務でアウトプットする。友人たちの華やかなInstagramをよそに、歯を食いしばり、学び続け実行し続けるしかありません。誰もが送る日常を犠牲にして咲かす花はきっと美しいはず。そう信じて…

 

言うは易し、
しかし、現実は "厳しく"

 

4ヶ月が経ち、かなり学びが自分のものになりつつある実感はあるものの、周りに迷惑をかけてばかり。

 

「自分は1年目であると思われたくない」


と言い、自らの年目を極力隠し、プロフェッショナルな社員たちと同レベルで仕事したかった。

 

たしかに威勢は良いかもしれないが、自分の想い描く姿になれていない、与えられた責務を全うできない。悔しさで涙したこともありました。残念ながら、うちの会社の優秀な社員たちと比較するまでもありません。当然です。

 

とは言いつつ、1,000人規模のこの会社においてCTOとともに出張し、横で学べるのは誰よりも良い環境かもしれません。この環境に常に心から感謝しながら、経営における意思決定、採用における考え、会社の未来、コミュニケーションの工夫、キャリア展望…などなど、いろんなことを学ばせてもらっています。目の前で大きな意思決定がなされることもあり、そこに至るロジックを聞きながら、自分の中に意思決定プロセスを落とし込みます。

 

そこでの私自身のスタイルは、入社初日から大事にしている「学びの言語化」。いつも日報やレポートという形で落とし込みます。入社以来蓄積された日報は7ヶ月で34万字。今できること、つまりは「学びの言語化」を地道にし続けます。

 

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3. 「グローバル組織立ち上げ」のミッション

 

この会社の採用チームは非常に強く、毎月かなりの数の人財が日本各地から入社してきています。ただこれからは海外から優秀な人財が入社する仕組みが必要。

 

「グローバル組織の立ち上げ」
というミッションを担って日々奮闘しています。

 

配属になって4ヶ月。ムンバイ(インド)→サンフランシスコ→上海→ボストン→ハノイ(ベトナム)→カラグプール(インド)、と4カ国6都市へ。世界トップクラスの大学の学生たちに会いました。どうやったら口説けるだろう、魅力付けができるだろうと考えながら、リクルーターとして日々試行錯誤をしています。社内外様々な人の助けをいただきながら成果が出つつあります。

 

「この会社を、より多様性溢れる会社に」

 

多様な価値観、バックグラウンドを尊重しあい、協力しながらシナジーを起こし、この先待ち受けているどんな状況、多様なマーケットにも柔軟に適応できるプロダクト組織にしたい。私自身がこの世界採用プロジェクトに取り組むにあたり、そういった想いがあります。ついに組織としてそのフェーズにきたのかもしれません。

 

新卒で入ってくる社員は、国内海外問わず「幹部候補生」としての採用とよく言われます。そのために基準は非常に高く設定しています。きっと今採用した新卒学生たちは、この会社が3,000人、1万人の社員数になったとき「グローバル組織の幹」となり活躍してくれるはず。それが本当に、本当に楽しみでなりません。心の底からワクワクします。

 

「10年後の組織の幹を創る」

 

そのために、今は大変でもグッと食いしばり、海外から入社してくれる彼ら彼女らがより活躍できるようなそんな組織を創りたい。そのためには、組織というマクロな括りだけではなく、社員個々人の感性レベルというミクロな部分まで「多様性を大事にする」会社にする必要があります。簡単なことではないかもしれません。自らの想いを胸に…

 

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