41日目 上海 "詐欺にあった話"

バンコクから、最終滞在地、上海に向かいます。
1か月半に渡る旅も終わりを迎えようとしています。


バンコク-上海-高松 と
春秋航空(LCC)を使っていたので、
経由地として寄ったのですが、
ただの経由地ではなく、
この上海には特別な思い入れがあって。

"僕の父親がかつて、大学生活初めての一人旅に行った場所"


今となっては、父親がどんな旅をしていたのかは、
残念ながら、残された日記を見ることでしか知ることができません。


そのため、
心から尊敬する父親のルーツ知るための滞在でもあります。
とはいいつつ、上海は急速な発展を遂げた都市。
そんな20年近く前の面影はありません。笑


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午後9時バンコク発

東南アジアの長旅が終わりました。
この東南アジア独特の空気ともしばらくお別れと考えると
少しさびしい気持ちになりますが、
恋しくなって、また行くでしょう! 


春秋航空の飛行機に乗り込みます。
乗客は見た限りでは全員中国人でした。

隣は、中国人の夫婦。フライト中に
「地球の歩き方」
を読んで、中国旅の計画を立てていると

「日本人ですか?」

...!?

なんと日本語で話しかけてきました。

昔、長期で日本に滞在したことがあるらしく、
日本語はかなり堪能でした。


雑談したりして、
上海の観光名所など、

いろいろ教えていただきました。

こういった旅の出会いが好きです。



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午前0時30分
浦東国際空港着

この時間からホテルを探すのはさすがに危険なので、
あらかじめ予約していたホテルにタクシーで向かいます。




タクシーの運転手、
ホテルの受付のお姉さん
空港のスタッフ



全然英語が通じない...

中国では英語が通じないとは聞いてはいたものの、
ここまで通じないとは予想だにしていませんでした。

本当に、"全く"通じませんでした...


結局は、""筆談""


父親の日記にも、
「英語が通じないので、ひたすら筆談をした」

と書いてありました。
やっぱり親子、20年の時を経て、異国の地で
全く同じことをしているなと思って
なんか不思議な気分になりました...


ホテルでの筆談では、

(我予約済)

みたいに、
中国語?ではないけど、漢字で通じるので、
適当に漢字を書いて意思を伝えました。





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朝7時

ホテルを出ます。
浦東国際空港は、中国最大級の空港なんですが、
なにせ中心部から遠いこと。

ホテルから地下鉄に乗って中心部へ





ホテルから最寄りの地下鉄駅まで7km。


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20kgのバックパック背負って、ひたすら歩きます。

灼熱の夏の東南アジアにずっといたので、より一層
心地よい風が、秋の訪れを感じさせてくれました。



 

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(張り巡らされた地下鉄)




目的地である上海中心部 "豫園" に着きます。

悪夢の始まりでした。。。
























豫園駅から地上に出て、地図を広げていると、
男女2人に声をかけられました。

「Can you take a photo?(写真撮ってくれませんか?)」


もちろん、撮ってあげます。

お返しに僕の写真も撮ってくれるとのこと。

 
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(皮肉なことに、ハッキリ残ってる...笑)




そこから、
「どこから来たの?」
「どのくらい滞在するの?」
「私たちは、北京から観光できた大学4年生。一緒だね」

のような話。

最初は少し警戒していましたが、
やはり一人であることから、
友達を作りたいという意識が働き
仲良く会話をします




そこから、
「この近くに、中国の有名なお茶屋さんがあるんだ。一緒に行ってみないかい?」
という話になり、
行くことになりました。

東南アジアでは、こうやって友達作ってきたし、
これも友達作りだ、と思って、行きました。





 
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たくさんのお茶が出てきます。

この時点では、もはや警戒心はかなり低かったです。




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出てきたカエルの人形
こいつの頭を撫でると願い事が叶うそう。






数々の説明を受けます。


「こうやって会えたのも何かの縁。中国に来てくれて本当にありがとう」
「中国に来たらいつでも連絡してね」


とお茶を飲みながら言われます。
もはや、ここで友達認定しちゃいました。
(なにやってんだ...)




そして、会計のとき。

男の人が言い出します。

「この子は、女の子だから。中国では、男性が女性の会計を払ってあげるのが文
化なんだ。僕ら2人で割り勘しよう」

まあまあ、全然オッケーです。

「日本でも男性の方が多く払ったりするよ~~!ハッハッー!」

なんて言いながら。






会計はクレジットにしました。

領収証には

4200 RGM

「これは?」

「RGMはね、元の10分の1の単位なんだ。
だから、210元(3150円)払ってくれたらいいよ」

ちょっと高いなー、と思いつつ
伝統のお茶だし、お土産分もあるし、いっかー

なんて思いながら、サイン




そして、店を出て、彼らと 寂しい寂しい 別れの時が来ました。




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そこで写真をパシャリ


別れてから、3000円はちょい痛い出費だな...
なんて思いながらドミトリーへ




ちらっと財布を出したとき、さっきの領収書を見ます。

....割り勘と言いながら全部自分持ち!?!?!?


6000円払ってるのかよ!



いやいやいやいや、


あまり疑いたくはなかったですが、
本気で心配になったので、
「RGM 単位」で検索してみました。


1 RGM = 1 元 = 17 円



!?!?!?


それなら払った金額は 7万円 !?!?!?

完全にやられました。

店も、案内したその男女2人もグルだったのです。

馬鹿です。ほんとに。

大学生活で旅の経験積んできたのに、
こんなミスをしでかすなんて。


自分の中での旅のスタンスは、
いろんな人と仲良くなること。

"警戒"
という壁はあまり作りたくはありませんでした。

だからこそ、楽しい旅ができたのではないかなと、自信持ってました。

ただ、ここにきて牙を剥きました。


よくよく考えてみると、防ぐ手立てはいくらでもあったはずです。

領収証をちゃんと見ていれば、
会話の時点で怪しさを悟ってお茶屋を断れば、
下調べをちゃんとしていれば、


全部を怠っていました。

完全に ""慢心""

普段ならクレジット使うときは絶対に領収証を納得いくまで確認してたし
典型的な犯罪パターンや、危険地域などの下調べも何時間もかけてしてました。


旅人ならば、絶対にすることです。

ただ、このときはすべてを怠っていたからこその詐欺被害だったと思います。

旅人失格の烙印を押されても文句は言えない。

僕みたいな人がいるから、この後くる日本人観光客が騙されてしまうのです。




猛烈に反省しました。
でも、今詐欺にあってよかったかなと。
このままんなスタンスで今後いたら、
次は命を奪われていたかもしれない。

とりあえずは、命があるだけよかった。


授業料だと思おう。

そう思うしかありませんでした。

 

 

 

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